技術詳細

デカップリングシステム

振動の発生から遅延して生じる広範な悪影響を低減させる為に、速やかに熱に変換させる伝播経路の確保と棚板相互の分離を両立させたユニークな構造。任意の棚板をデカップリングさせることができ、それぞれの機器を理想的に支持。全体域にわたり位相乱れがなく高純度な再生をサポートする事に貢献します.

音質向上のために考え出された棚板

Q4D-VENTの最大の特徴とも言える11本のスリット。何回もの試作を繰り返し決められたスリットの本数は、それぞれの長さを微妙に変える事で棚板内部に発生する定在波を抑え、加えて放熱効率もアップ。通常のQ4Dよりも10mm厚い棚板は100Kgの耐加重を誇りながら、VENT用ポールと組み合わせることで優美ささえ醸しだします。

レゾナンス排除と強度を両立させた支柱

Q4D-VENTの標準ポールには新たに専用ポールを開発。無垢のアルミ素材から一本一本削りだされたポールは、独特のシェイプカーブを施され、十分な強度を確保すると共にそれ自体がレゾナンスを軽減し、機器本来の能力を導き出します。

レコード、CDプレーヤー、ストリーマーなど、アンプからソースまでのHiFiシステムすべてのコンポーネントがマイクロホンとなり、HiFiシステムによって再生される音楽の品質を歪める共振を引き起こすと一般に知られています。この歪みは、共振に対処するように設計された目的専用のパフォーマンスラックにHiFiシステムを設置することによって大幅に削減できます。
HiFiラックの設計とその構造における材料の選択は非常に重要です。大々的な研究から、QUADRASPIREは、アルミニウムやブロンズなどの非鉄金属をWoodやBambooなどの天然素材とともに使用すると、共振が減少することを発見しました。
さらに、HiFiラック内で使用される棚板とポールの形状によって、共振がどのように処理されるかが決まります。特に、軽くて堅牢な構造は、より明確でクリーンな音楽パフォーマンスを実現することがわかりました。最初のHiFiラックであるQ4シリーズは20年前に発売されましたが、今も世界中で最も人気のあるラックの1つです。Ventシリーズは、より大きなHiFiシステムと優れたサウンドパフォーマンス用に開発されました。
カーブしたポールは、平行線をなくして共鳴をさらに減らし、換気のよい棚板は質量を減らし、空気がシステムの周りを自由に流れるようにします。